はまにゃん日記

http://d.hatena.ne.jp/tisa101の二代目ブログ

「HEIWAの鐘」

N☆ニノ宮和也
O☆多野智
S☆桜井翔
OK?
〜わーんくっしょん!〜
これは、戦争が終わった少しあとのお話。
アイドルをしていた男性には、同じグループの彼女と、戦争で亡くなった兄がいたと言う…
僕は最近、変なことを思っている。行ってみたいんだ。あの時へ。武器を持たぬことを伝えた先人たちの声を永遠に守り抜くのが、僕の仕事だから。
そんなことを考えながら「HEIWAの鐘」を聞いていたら、眠気に襲われいつの間にか夢の世界にいた。
☆夢☆
N☆「ここ…どこ?!」
鳴り響く銃声。砕け散る海や大地。こだまするのは正義の叫び。それはフェンスを飛び越えて。
O☆「こんなとこにいたら見つかるよ?」
N☆「え?」
O☆「!!服が違う…」
N☆「ここ…どこの世界?」
O☆「日本。今は戦争中」
N☆「戦争ってことは…タイムスリップ!?」
O☆「ちょっ!声が大きい!」
N☆「え?」
敵1☆「いま、声が聞こえなかったか?」
敵2☆「聞こえませんでしたが…」
敵1☆「気のせいか…」
O☆「危なかったぁ〜」
N☆「…ごめん…」
O☆「いいのいいの。それより名前は?」
N☆「二ノ宮和也」
O☆「オイラ多野智。戦争の兵士だよぉ。」
N☆「僕はアイドルです」
O☆「アイドル?」
N☆「うたっておどって人々を楽しませるんです^^」
O☆「へぇ〜」
N☆「戦争って楽しい?」
O☆「正直楽しくない。脅かすことでしか守ることができないって繰り返す罪をみんな忘れ行くんだ。だから、とってもおろかな力。」
N☆「悲しいですね…」
O☆「でもね、いつか自由な空が見えると思うんだ。翼を広げ行くような。」
N☆「風に高く大きな幸せを送るんですか?」
O☆「うん(笑)」
N☆「僕らの産まれたこの星に奇跡を起こしてみませんか?拳を広げて繋ぎ行けば心はひとつになれるかと…」
O☆「え?」
N☆「やりませんか?」
O☆「…やる」
N☆「では^^」
ーすっ
O☆「鐘の音…」
N☆「HEIWAの鐘です。君の胸にだけ響いています」
O☆「いい音色…」
N☆「さあ、歌い躍り助け合った、振り向かず笑い続けた誇る島の魂を永遠に守り抜きましょう?」
O☆「うん!」
N☆「君が一人たてば変わるんです。明日へ輝いて。風に高く大きな幸せをおくりましょ?」
O☆「僕らの産まれたこの星に奇跡を起こしてみるんだ!拳を広げて繋ぎ行き、心をひとつにするんだね。」
N☆「そうすれば」
O&N☆「HEIWAの鐘が僕ら以外の胸に響く。」
O☆「そう、HEIWAの鐘は君の胸に響くんだ」
N☆「はい^^」
O☆「和、ありがとう^^」
N☆「え?」
O☆「オイラはいくよ。HEIWAの鐘が日本に、世界中に届くために」
N☆「世界中にその名を残してくださいね」うるうる
O☆「うん。ありがとう^^」
N☆「はい^^」ポロッ
僕は、泣きながら…でも、笑顔で智を見送った
タッタッタッタッ
N☆「智…」
「ーず…かず…和也…」
S☆「ニノ宮和也!」
N☆「…ん…智…じゃない…」
S☆「うん。違うよ。」
N☆「失礼ですが…どちら様で?」
S☆「何バカなこと言ってんの。俺は和と同じグループで、和の彼女の桜井翔。」
N☆「じゃあ…智は?」
S☆「…ああ、戦争で亡くなった和のお兄ちゃん?」
N☆「僕の…兄…」
するとー…
チリンチリン
S☆「鐘?」
N☆「HEIWAの鐘…」
急に風が吹き、紙が飛んできた。
ヒラッ
`HEIWAの鐘は君の胸に響くよ”
` by智”
〜fin〜